はじめまして、Tsumugiya 共同創業者の野田慎也です。
Tsumugiya公式サイトの公開と併せて、なぜこの会社を立ち上げたのか、この会社を通して自分が何を実現していきたいのかを共有します。
※共同創業者 宮下の記事:創業、Tsumugiya。
人と人、人と自然を紡ぐ。
「人と人、人と自然を紡ぐ。」
これが、Tsumugiyaのミッションです。
もう少し具体的な説明をミッションステートメントとして言語化してみました。
「人間関係の希薄化、急速な都市化が進んだ現代において、私たちは人と人、人と自然を紡ぎ、お互いの関係性を強くする「媒体」として存在します。
私たちが目指すのは、すべての関わる存在(人、自然環境、地域、文化など)を自分ごととして考え、共に豊かに生きるために行動を起こす人を増やしていくことです。」ー Tsumugiya ミッションステートメント
なぜ、このようなミッションを持ちTsumugiyaを立ち上げたのか。過去を振り返りながらお話ししていきます。
24歳で人生をピボット
僕は新卒で海洋土木設計の仕事に就きました。 構造物の構造計算をしたり、図面をかいたりする仕事です。
千葉の自宅から東京のオフィスまで総武線の満員電車で通勤し、早朝から夜遅くまで働きました。
ある日の昼下がり、オフィスで働いている中でふと窓の外に目をやると、とても天気が良く、薄暗いオフィスとのコントラストとも相まって、「なんでこんなに晴れているのに、薄暗い室内にいるのだろう。」という純粋な気持ちが湧き出てきました。
このとき、満員電車とオフィスの中で過ごしている自分に対して、とても違和感を覚えました。仕事は楽しいけど、何か違う。
この違和感が当時の自分を突き動かし、会社を辞めることを決断。すぐに副業を始めて、2年も経たずに独立しました。
スタートアップで新規事業
独立してから数年は、ふらふらと日本全国をめぐったり、お金がなくなって住み込みのバイトをしたりと、行き当たりばったりの生活をしてました。
そんな中、たまたま大川優介というインフルエンサーから声をかけてもらい、イメージングブランド「kyu」の立ち上げに参画することになります。
ここでは、商品開発のプロジェクトマネジメントからストア制作、SNS発信、クラウドファンディング、カスタマーサポートなど、さまざまな経験をしましたが、その中で多くの時間を使ったのが「ブランディング」です。
ブランドの立ち上げということもあり、どういうブランドにしていきたいか?ということ永遠と議論し、一つずつ形にしていきました。
人生のバイブルとの出会い
この経験の中で、一冊の本に出会います。Patagonia創業者であるイヴォン・シュイナード氏の著書「社員をサーフィンへ行かせよう。パタゴニア経営のすべて」です。
この本は僕の人生のバイブルと言える本で、今でも紙が擦り切れるくらい読んでいます。
この本を通して、Patagoniaの経営や企業としての在り方に衝撃を受けたことは今でも覚えています。
その中で、自分の目指していきたい会社像や経営者像がふわ〜っと見えてきました。
Patagonia創業者という偉大なイノベーター
スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクが「技術」を通してイノベーションを起こしているとすれば、イヴォン・シュイナードは「企業の在り方」を通してイノベーションを起こしている人だと思っています。
イノベーションとは、単なる技術革新のことではなく「行動変容」を起こすことだと、何かの本で書いてありましたが、まさにイヴォン氏はあらゆる人・企業の行動を変えてきた人物です。
僕が目指したいのはイヴォン氏のようなイノベーターだと、「社員をサーフィンへ行かせよう。」を読んだ時にそう直感しました。
企業の在り方を通して、イノベーションを起こす。
冒頭で会社のミッションをお伝えしましたが、Tsumugiyaでは「媒体」として人と人、人と自然を紡ぎ、さまざまな価値提供をしていきたいと思っています。
ただそれだけでなく、企業の在り方を通して行動変容を起こしていけるような会社を作っていきたいです。
まだ立ち上げたばかりですが、共同創業者の宮下をはじめ、ミッションに共感してくれる仲間を集めながら、一歩ずつ歩んでいければと思います。
Tsumugiya 共同創業者/編集者 野田慎也